メンバー管理
メンバー管理では、組織所属ユーザーのメールアドレス/ロール/ステータスを一覧管理します。Zemu のロール体系は admin と member の 2階層だけ とシンプルで、認可境界を意識しないと「全員 admin」になりがちな構造です。Slack の @Zemu /link で紐付くユーザーは Zemu メンバーとは別概念な点も混乱しやすい所です。

概要
管理者と一般メンバーの2ロール構造、招待リンクの仕組み、Slackユーザーリンクとの関係、退職時の注意点など、組織のメンバー運用で詰まりやすい所を整理します。
基本
2ロール(管理者 / メンバー)と「あなた」表示
メンバー一覧(/settings/members)の表は3列構成です。
- メールアドレス:Zemu アカウントのメール。
あなたバッジで自分の行が分かる - ロール:
管理者(admin)またはメンバー(member)の2択 - ステータス:
アクティブの1状態のみ表示(招待中はタブ別)
上の画像のデモ組織には3名(管理者2名・メンバー1名)が登録されており、自分の行には あなた バッジが付いています。管理者 と メンバー の違いは画面操作権限:管理者だけが招待/ロール変更/削除を実行できます。

管理者ができること(招待・ロール変更・削除・招待URLコピー)
管理者にしかできない操作:
- 新規メンバーの 招待:メールアドレス+ロールを指定して送信。複数アドレスを一括招待することも可能
- 既存メンバーの ロール変更:自分以外の管理者/メンバーを切り替え
- メンバーの 削除:組織から外す
- 招待中の 招待URLコピー や 招待取消
一般メンバーは画面の閲覧と自分自身のロール表示確認のみが可能。「招待ボタンが押せない/削除メニューが出ない」のは権限不足が原因です。
認可で気をつけたいのは、招待時のロール選定 :誤って管理者ロールで招待してしまうと、相手側がそのまま管理者として参加してしまいます。一旦取消→正しいロールで再送、の運用を徹底してください。

招待リンクと有効期限
招待ボタンからメールアドレスとロールを指定して送信すると、Invitations タブに 保留中の招待 が並びます。招待を受けたユーザーは、メールに含まれるトークン付き URL を開いてサインアップ/サインインで組織に参加します。
招待リンクは作成から 7日間有効 です。期限切れの招待を受けた場合、ユーザーは参加できません — 管理者が再招待を送る必要があります。
運用上の注意:
- 招待URLは秘匿情報として扱う:トークン付きURLを Slack 等に貼る前に、本当にその相手に渡すべきかを確認
- 招待中タブで残骸を定期掃除:誤送信や不要になった招待を放置すると、後から第三者が偶然 URL を開いて参加するリスクがある
- 誤ったロールで招待した場合:その招待を取消→正しいロールで送り直す(招待後に変更はできない)

Slackユーザーリンク・退職処理・admin権限の整理
メンバー管理で見落としやすい3点:
1. Slack/Discord/LINE WORKS のユーザーリンクは Zemu メンバーとは別概念
受信チャネル経由でワーカーを起動するには @Zemu /link で外部チャットユーザーと Zemu ユーザーを紐付ける必要があります。これは認証用のリンクで、Zemu の組織メンバー権限とは別物です。退職者を Zemu から削除しても、Slack 側のリンクは別途解除の必要がある場合があります。
2. 退職者の処理 メンバーを削除すると、そのユーザーが作成した OAuth プロファイルや所有していた成果物の取り扱いが問題になります(OAuth プロファイルは作成者専属の認証情報なので他人は引き継げません)。退職前に:
- OAuth プロファイルを引き継ぐ場合は、別ユーザーで作り直す
- そのユーザーが所有しているトリガーやワーカーの所有者を切り替える、または運用引き継ぎ先を決める
- そのうえでメンバーを削除する
3. admin 権限の整理 管理者ロールは強力です(招待・削除・ロール変更・課金操作含む)。「全員 admin」運用は事故リスクが高いので、最低 2名 / 最大 必要分 の admin に絞り、それ以外はメンバーロールに揃えるのが推奨です。

確認ポイント
管理者ロールが本当に必要なメンバーだけに付与されていますか?最低限の人数(2名以上、過剰でない)になっていますか?
招待リンクの 7日間期限を運用に組み込んでいますか?保留中の招待を定期的に掃除していますか?
退職処理時に「OAuthプロファイル所有者の付け替え/所有資産の引き継ぎ/メンバー削除」の3ステップを順に実施していますか?